クレジットカード付帯の保険の注意したいポイントとは?
クレジットカードの付帯保険は、大変便利なものであると考える人もいます。
別途保険をかける必要もなく、単にクレジットカードを契約するだけで、保険の保障が適用されるようになるからです。
しかし付帯保険には、たくさんの注意点があります。
今回は、クレジットカード付帯の保険の注意点についてご紹介していきます。
クレジットカード付帯の保険について
クレジットカードの契約を行なうだけで、無料で保険がついてきて、ケガや病気の時の備えができる。
これって大変お得だと思いませんか?
とくに保険契約に関する手続きを別途行なわずとも保険へ加入ができるのですから、これほど便利なものはありませんよね。
しかし、クレジットカードに付帯されている保険は、あくまで『おまけ』のような存在です。
クレジットカードの付帯保険があるから大丈夫なんて考えていたら、大間違いであると言えるでしょう。
あくまで『何もないよりはまし』程度のものだと考えておきましょう。
90日間しか保障してもらえない
たとえば海外旅行時に付帯保険を利用したいと考えても、最初の90日間しか保障してもらえないという規定があります。
これは何も保障が開始されてから90日ではなく、旅行がスタートした日を1日目と換算して90日ということになるわけです。
よって、もし85日目にケガをして入院することになったとしても、5日分の給付金しか受け取ることができないわけです。
出張などで長期滞在を行なう場合などは、別途海外旅行に対する保険をかけておかなければ、現地でトラブルに合っても一切保障を受けることはできないので注意しておかなければいけません。
保障を適用される範囲が狭い?
付帯保険でデメリットに感じることは、細かな条件が付加されていることにより、保障される範囲が狭いような印象を受けてしまうことです。
ちなみに保険の主な目的が損害による保障となっているので、病気に対する保障は行なわれないことが一般的です。
もし病気に対する備えができるものであったとしても、持病の場合は過去に何年間の通院ブランクがあったとしても、一切保障は適用されないことが一般的です。
また、死亡保障に関しても病気の時には適用されないケースが多く、不慮の事故に対する備えとしての保険となってしまうようです。
このような背景から考えても、海外旅行時には別途保険をかけておくことがおすすめですし、クレジットカード付帯の保険はあまりあてにできないものであると考え、過度に期待をしないようにしておきましょう。