掛金や商品の違いは?保険会社の比較ポイント

保険を選ぶ時にはまず自分がどんな保険を利用するのかを考えます。
生命保険や医療保険、がん保険、自動車やバイクの購入を検討しているならそれらに対応した保険を探します。
数多くの保険会社が多くの商品を販売しているので、それぞれのパンフレットなどを取り寄せて比較をしていくことになります。
けれども、保険会社そのものを比較するということはあまりないのではないでしょうか。
保険商品そのものの内容がよければ保険会社はどこでも変わらないと思うかもしれません。
ですが、各会社の経営状態や格付けなどもチェックしておくことで健全に運営を行っている会社だと判断できますので、より安心して保険を選択することが出来ます。
ソルベンシー・マージン比率とは
格付けの一つにソルベンシー・マージン比率というものがありますが、これは将来の保険料支払い能力がどれぐらいあるのかという事を示しています。
誰もがあまり考えたくないことですが、大暴落や大災害というような予測できないような事態・リスクが発生した時でも支払い余力があるのかどうかという判断の一助になります。
一般的には200%を超えていると健全とされるのですが、200%を切ってしまうと早期改善のための行政指導を受けてしまいます。
格付け会社による格付け
他にもS&PやR&Iなどの格付け会社による格付けが行われています。
内容は保険会社の財務力や債務履行能力を格付けしているのですが、保険会社から格付け会社に依頼をして格付けが行われますので、全ての会社でこのスコアを確認できるわけではありません。
AAAやAAという表記や、プラスマイナスで詳細に表されますので、自分が利用を検討している保険の内容を確認するだけでなく、比較材料にこれらのデータも加味しておくといいのではないでしょうか。
保険会社の経営状態も確認しよう
保険をどう選ぶかというのは本当に悩ましい所です。
毎月の支払いはなるべく抑えたいですが、だからと言って保障を少なくするのも不安という事もあるでしょう。
人気がある保険だったとしても、保険会社の経営状態は良くなくて保険金が下りなかったというのも困ります。
短期で利用するような商品であればまだしも、長期で長く利用をするようなタイプの商品になればなるほど、商品がきちんとしていることは当然なのですが、保険会社の経営なども安定しているかどうかも確認しておく様にしましょう。
データも毎年変わりますので、見直しなどをする時には全体的な比較を行って保険選びに生かすようにして下さい。