介護保険制度は2018年に改定!新しい保険制度の内容とは?

介護保険制度は、度々内容が改定されています。
次回改定は2018年と言われており、現在は次回改定に対する内容の提案がなされています。
今回は、2018年度に改定される予定の新しい保険制度と、今年までとの保険制度の違いについてご紹介していきます。
65歳以上が利用できる介護保険制度
介護保険制度では、65歳以上の方が要支援以上の判定が出た場合に、この保険を適用して特定施設や特定用品を1割や2割負担にて利用できるようになるというものです。
またこの保険は、厚生年金に加入をしている方の場合、40歳からかけることになっているものです。
65歳に満たなくても、40歳を過ぎて介護を必要とすることになれば、介護保険を利用して1割や2割負担にて介護を受けることができるようになります。
ただし、65歳以上の方に対する適用範囲とは少し異なり、その範囲は少し狭くなります。
ちなみに介護レベルによって、保険適用範囲も多少異なります。
どこが変わったの?新しい介護保険制度
実は2018年に、新たに介護保険制度の改定が行われることを御存知でしょうか?
現在その改定内容に対して、論議が繰り広げられています。
ではどこが今年までの介護保険制度と異なる内容になっているのでしょうか?
実は、一昨年までの介護保険では、介護保険適用者の全てが限度額以内であれば、1割負担の支払いで済ませることができていたんです。
しかし、昨年度介護保険制度が改定されたことにより、所得に応じて1割負担の人と2割負担の人が出てきました。
また、一部の施設利用が要支援の人では介護保険適用にて利用することができなくなり、以前よりも介護保険の適用範囲が狭くなってしまったのです。
そして2018年に改定される介護保険制度により、介護保険適用後の負担額が75未満の方は全員2割負担へと引き上げられることになると言われています。
介護施設などを利用する際、単純に今までの倍額の支払いを行なわなければいけないようになるわけです。
どうして保険制度は度々改定されるの?
2000年に開始された介護保険制度ですが、高齢化社会に伴い介護保険を利用する人の割合が年々増加傾向にあります。
その為、財政難を招いてしまったことが一番の原因であると言われているようです。
もともとこの制度は、要介護状態の方の自立を目的として開始されたもので、現在ではこの制度を開始した2000年と比較すると、給付金の支払い額は約2.5倍増しとなっているようです。
しかし、『制度を開始する前からこれだけの利用率になるのではとの見通しはたっていたのではないか?』と疑問視する声もあがっていると言われています。
実際の介護保険利用者の皆さんの間では、今後も介護保険の適用枠が狭くなるのではないかと、不安の声が尽きないようです。