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解約返戻金の取り扱いはどうなってるの?

2015.05.20

生命保険の解約返戻金は、生命保険を解約した際に 払い戻しされるお金です。
生命保険の解約返戻金の仕組みと取扱いについて、確認していきます。

純保険料と付加保険料

生命保険会社は、加入者から徴収した保険料を純保険料と付加保険料に分けて運用します。

純保険料とは、加入者からの保険料を将来の保険金の元手とするためのものです。

付加保険料とは、保険業運営費用に当てる部分のものです。

責任準備金

生命保険会社は、加入者が支払った保険料の中から必要経費を除いた分の中で将来の支払いに備えて積立ています。
これを責任準備金と呼びます。
生命保険の解約返戻金は、責任準備金を財源として、支払われます。

解約返戻金は、払い込んだ保険料から、生命保険会社の経費を差し引きし、資金が運用された結果、払い戻しされるお金になります。
よって、解約までに支払った保険料がそのまま返って来るわけではないのです。
解約返戻金は、保険の種類により計算方法が異なります。
なぜなら、計算のもとになる保険料の構成が保険の種類によって異なり、責任準備金の内容も異なるためです。

解約返戻金の事例

終身保険および養老保険は、解約返戻金がつく保険です。

一方で、定期保険は、原則として解約返戻金がつかないです。
定期保険は、保険料のうちのストックされるべき金額としての積立ての部分が存在せず、解約返戻金がないので、結果的に掛捨ての生命保険となります。
よって、定期保険は損であるという印象が強いです。

ただし、定期保険は、その分保険料が抑えられています。
一方で、終身および養老保険では保険料が割高になっています。
終身の解約返戻金は解約の時期により、運用利率の変動次第では、払い済みの保険料より多くなるケースもありえます。
また、定期付終身保険のうち、定期の部分には解約返戻金がつかず、終身の部分には解約返戻金がつきます。

保険を選択する時は、解約返戻金がつくか、つかないかだけでなく、毎月の保険料の支払金額とのバランスを考えるようにするべきでしょう。

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