契約するなら知っておきたい！【学資保険（子供保険）】の貸付制度について

2016.10.23

学資保険について

学資保険（子供保険）をかけるメリットの一つに、貸付制度を利用できるというポイントもあります。
子供が成長をするにあたり、必要となる費用は多くなりますよね。

突然の出費に、お金を借りたいと思う時だって出てくることでしょう。
そんな時にでも、学資保険（子供保険）は役立ってくれるのです。

学資保険（子供保険）の貸付制度について
クレジットカードなどよりも低金利
貸付制度には返済期限が設けられていない？
保険料として充当することもできる
まとめ

学資保険（子供保険）の貸付制度について

学資保険（子供保険）の貸付制度は、学資保険に加入をしている限り、全ての人が利用できるものであると言えるでしょう。
将来のために積み立てている資金を担保にして、貯蓄されている金額の所定の％（保険会社によって異なる）までは、貸付を行うことができます。
※概ね70％から90％

最近では、貸付カードが発行され、銀行口座からお金を引き下ろすような感覚で、貸付を行うことができるようになり、手続き不要で大変便利になりました。
その反面、貸付を繰り返してしまう人もいます。

貸付は、借金です。
返済時は金利が上乗せされ、借りた金額よりも多く保険会社に返済しなければいけません。

貸付を行っている期間が延びれば延びるほど、返済する金額は増えてしまうので、返済は早めに行なうことがおすすめです。

ちなみにまだ学資保険（子供保険）に加入をしたばかりで、解約返戻金がほとんどないような状態の時には、貸付制度を利用することはできません。
あくまで担保となる費用が蓄積された場合にのみ、その何割かを借りることができるというものなのです。

クレジットカードなどよりも低金利

学資保険（子供保険）の貸付制度を利用して、お金を借りたとしても、その金利はわずかであることが多いです。
貸付制度の金利は、満期時の予定金利に1～2％上乗せした程度のものであると言われています。

予定金利の高い時代（バブル時代）などに契約をした場合を除けば、低金利で貸付制度を利用することができることも、学資保険（子供保険）の貸付制度の魅力の一つだと考えられています。

対してクレジットカードなどにより貸付を行う場合は、15％に近い金利にて返済額に利息が上乗せされます。

クレジットカードなどにより貸付を行うことを考えるのであれば、学資保険を担保にして借入を行なうことの方が、まだ返済しやすい状態を作り出すことができるというわけです。

貸付制度には返済期限が設けられていない？

学資保険（子供保険）の貸付制度には、返済期限が設けられていないケースもあります。
その為、ずるずると返済しないまま長期に渡り、借り続けてしまうケースも多いようです。

しかし、金利が上乗せされることにより、どんどん返済額は増すばかり。
最悪の場合は、解約返戻金よりも貸付金額が上回ってしまい、保険そのものが失効してしまうこともあるそうです。

ちなみに返済方法としては、
・一部返済
・全部返済
・月々返済
上記のように、返せる時に返せる分だけ返済を行なうという返済方法があるようです。

返済に関しても、貸付カードを発行しておくだけで、自由にATMから行なえるので便利です。

気が付けば保険が失効してしまっていたなんてことのないように、少しずつでも返済できる時に返済を行なうようにしておくことがおすすめです。

保険料として充当することもできる

学資保険（子供保険）の貸付制度を利用する人の中には、貸付制度を利用して保険料を支払う人もいるようです。

学資保険（子供保険）は子供の将来のためを考えて、契約当初の現況のみで、積み立て総額を決めてしまいがち。
しかし、長年その保険料を支払っている間に、契約当初とは全く異なる生活状況になってしまうことだってありますよね。

また年々教育費は必要となるので、とくに収入などに大きな変動があったわけではないにしても、学資保険の支払いが難しくなってしまうことも十分に考えられます。
そんな時は、一時的に学資保険（子供保険）の貸付制度を利用して、必要な保険料を貸し付けすることで、その場をしのぐことができるようになるというわけです。