就業不能保険の特徴とメリット【病気や怪我に備えて知っておこう】
就業不能保険とは、病気や怪我で入院した時などの収入を補償してくれる保険です。
大きな病気にかかってしまっても補償できる範囲が大きいので、家庭での収入が安定しない時などに利用することができ、治療に専念できます。
病気や怪我などが原因の場合に利用できる
まず、この就業不能保険とは、保険に加入している人が病気・怪我などで働けない場合にこの保険が適用され、就業不能給付金が支払われます。
この時、基本的には就業できない状態であり続ければ毎月支払われ、国民年金や厚生年金などが支払われる65歳までを対象として支払いがなされます。
基本的には働けない期間が保証されますので、途中で就業したり何らかの収入があれば打ち切られます。
ただ、それでも働けない間に長いこと収入が途絶えるのは不安という人なら、就業不能保険には入っておいたほうがいいでしょう。
上限額の範囲内で給付額を選ぶこともできる
この就業不能保険に関しては、年収次第である程度支払える範囲・保証できる範囲が違います。これはそれぞれの年収ごとに上限額があり、だいたい年収の7割程度が上限額の目安となるでしょう。
この範囲内なら、ある程度自由に毎月の給付額を選ぶことができます。
例えば給付金の上限額が月額で50万円だった場合、最大50万円までならその範囲内で給付額を選べますので、15万円でも30万円でも対応することができます。
ただし、この給付額は5万円単位となっていることが多いので、13万円などの中途半端な金額を選ぶことはできません。また、この給付額が大きければ多いほど保険料も高くなりますので、保険料との兼ね合いで考えてみるといいでしょう。
ちなみにある調査によると、加入している人で金額を選ぶ人なら、だいたい15万円程が多いようです。
自分が働けなくなってもローンの支払や家族の生活は補償される
就業不能保険のメリットとしては、やはり家族の生活が補償されることが大きいでしょう。これは例えばマイホームを持っている人なら毎月ローンの支払がありますが、このローンの支払が止まると家を手放さなくてはならないこともあります。
団体信用生命保険もあることにはあるのですが、その対象にならない範囲で働けない時は保険が適用されませんから、就業不能保険に加入しておいたほうがいいのです。
また、自営業の人も嬉しいでしょう。
働けなくなったリスクに備え、いざというときに自分の生活や家族の生活は保証されます。