保険トーク

生命保険に加入するときに、終身保険にするべきか定期保険にするべきか悩む人は多いのではないでしょうか。

保障の内容だけを見ればどちらも違いがありませんが、比較するポイントとしては、解約したときに返戻金を受け取ることができるのかどうかと、保険料の金額が主なポイントとなります。

解約のときに受け取ることのできる返戻金について

生命保険を解約したときには、返戻金を受け取ることができるものとそうではないものとがあります。
保険と言うことを考えると、返戻金を受け取ることのできないほうが普通だと言えるでしょう。

例えば、自動車保険を解約するときに返戻金を受け取ることはありません。
保険というのは、万が一の時には給付金をもらうことができる制度で、それ以外の時には保険料を支払うだけであるのが普通です。

定期保険はこのようなタイプで、一般的な保険と同じです。
終身保険と呼ばれるものは、支払っている保険料の一部を積み立てて、それを運用してくれます。
そして解約するときには運用に応じて返戻金を受け取ることができるようになっています。

老後の生活費を確保する目的などがあるのなら、返戻金がある方が良いでしょう。

毎月支払う保険料にも大きな違いがあります

生命保険に加入すれば、もちろんですが保険料を納めなければなりません。
この保険料を比較してみると大きな違いがあります。同じ保障でもかなりの違いがあると言えるでしょう。

というのは、やはり返戻金が影響しています。
返戻金を受け取ることができるようになっているのですから、終身保険はそれに割り当てる分だけ保険料が高くなっているのです。

定期保険にはこのような積み立てはありませんから、保険料はかなり安いと言えるでしょう。

結局はどちらを選ぶのが正解なのでしょうか

どちらを選べば良いのかというと、これはそれぞれによって異なるとしか言いようがありませんが、して言うのなら将来のことをどう扱うのかです。

老後の生活費は退職金や年金でまかなうことができるという人なら、返戻金は全く必要ありません。
あるいは自分で運用できる人も返戻金を受け取る必要はないでしょう。
このような人の場合、保険料の安い定期保険を選んだ方が良いと考えられます。

将来のことも生命保険で何とかしたいと考える人も多くいらっしゃるでしょう。
自分で考えるのは面倒だという人や、自分では運用するノウハウを持っていないという人なら、終身保険を選ぶのは良い方法です。