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健康保険の任意継続と国民健康保険はどちらがお得?

病院などを利用する際に必ず使う健康保険証ですが日本では国民皆保険ですから、国民全員が公的な医療保険制度に加入するのが普通です。
この日本の保険制度は大きく分けて会社員や公務員、会社役員など組織に所属している人が加入する保険と自営業、無職の人たちが加入する国民健康保険があります。

これまで会社に勤めていた人が会社を退職する場合は一時的に無職になりますから通常であれば国民保険に切り替わりますが、退職から二年間に限りそれまでの保険を継続する事ができる任意継続という方法を選ぶこともできます。

それでは会社を辞めた際には任意継続と国民健康保険のどちらがお得なのでしょうか。

任意継続とはどういった制度なのか

任意継続とは会社を辞めても辞めた日から二年間に限り所属していた団体の健康保険を使う事ができるといった制度です。
もちろん保険料の支払いは同じように続けなければなりません。

しかも知らない人も多いのですが会社の保険の場合実は保険料の半分を会社が負担しているのです。従って会社を辞めて保険を継続する場合は単純計算で二倍の保険料を支払う事になります。

それでも任意継続を選ぶ人がいるのは会社の保険の方が様々な給付でメリットがあるからでしょう。
特に退社時に病気や怪我を抱えている場合はその後も治療が継続しますから有利な保険を使う方がお得だからです。

国民健康保険との比較

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国民健康保険は無職の人も加入していますが必ずしも保険料が安い訳ではありません。
多くは本人の前年の所得額や加入家族の人数などから自治体が計算します。

従って保険料は会社に勤めていた前年の年収から計算されますので必ずしも任意継続より安いとは限らないのです。
また任意継続は保険料が倍になるとも言われていますが、28万円×保険料率が上限と決まっています。

保険料率は自治体によっても変わりますが一般的に10%程度ですから3万円を超えることはないでしょう。

任意継続を決める際の注意点

任意継続を選ぶ場合は退職後20日以内に手続きを取らなければなりません。
この期間を過ぎると自動的に国民健康保険の加入する事になってしまいます。

この後で任意継続を申し出ても無効となります。
従って期日に間に合うように退職が決まったら任意継続の場合の保険料を会社に聞き、同時に自治体に国民健康保険の保険料を確認して比較したうえで選択を済ませておく必要があるのです。

また任意継続は二年間限定ですが逆に就職しなければ辞めることはできません。
無収入が続いて保険料が安くなったからと言って国民保険に切り替えることはできないので、退職時に数年後までの予定を立てておく必要があります。

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