生命保険の転換時に注意をしたい3つの項目
生命保険の更新時期が来ると、新しい保険を勧められることもあります。
医療保障は年々良くなっていることにより、新しい保険に契約を変更する方が良いケースもあります。
しかし、転換時には注意事項もたくさんあります。
今回は、生命保険の転換時に注意をしたい4つの項目についてご紹介していきます。
再度告知義務が発生する
生命保険の転換を行なう時は、新規加入と同様の扱いになります。
その為、再度告知義務が発生します。
転換時に健康状態が不良の場合は、転換を行なうことができないケースもあります。
もし転換ができたとしても、転換をしたことにより保険料が大幅にUPしてしまうケースや、特定部位不担保となるなどの条件付契約となることもあります。
保障期間や払込期間が変更される
転換をしたことにより、10年更新型の保険が5年更新型の保険へと変更されてしまうこともあります。
5年更新型になることで、全ての特約が5年で更新をされることになります。
ちなみに5年で更新されることにより、その時々の年齢に合わせた保険料に変更されるため、5年ごとに保険料は高くなってしまいます。
また、払い込み期間が現在の保険では60歳になっていたはずなのに、新しい保険では70歳までの払い込みとなってしまっていて、気が付けば10年も長く保険料を支払わなければいけない設定になっているなんてこともあります。
このように、保障期間や保険料の払い込み期間が大幅に変更されてしまうこともあるわけです。
保険料が大幅に増える可能性
転換をすることにより、保険料は割高な設定になることが多くなります。
そもそも転換を行なうと、その時の年齢によって保険料が計算されることになるため、現在の保険を比較すると割高な契約になってしまっても当然のことなのです。
また、現在の解約返戻金が割り当てられることにより、一時的には割安な保険料に設定できるかのように伝えられますが、これは次回更新が来るまでのほんのひとときのことです。
次回更新が来ると、現在の解約返戻金が充当されて割安な保険料になっていた分も元に戻り、更に年齢を重ねた分の保険料も加算されることになるため、一気に保険料が高くなったかのような感覚を受けることでしょう。
転換により保険料が安くなったのではなく、転換により解約返戻金の一部が充当されたことで、一時的に保険料が安くなったかのような感覚を受けるだけだと言うことになります。
この辺りも注意しておきましょう。