保険トーク

マンションなどの賃貸物件を契約するときは火災保険も契約しなければなりませんが、保険会社にはどの位の保険料を支払うことになるのか相場を確認してみましょう。

賃貸物件の火災保険料相場

大切な住まいが火災に遭うと何もかもを失ってしまいます。
そのようなときでも困らないためには保険に入っておく必要があります。

住宅には火災保険をかけることが一般的ですが、マンションのような賃貸物件でも保険をかけて万一に備えなければなりません。建物全体の保険は大家さんが契約しますが、各入居者は入居者向けの保険に入ることになります。

初回の保険料は物件の契約時に支払い、保険料相場は２年契約で１万５千円から２万円程度が相場となるでしょう。
ただ保険料は加入する保険会社ごとで違ってくるので、損をしないためにも複数の火災保険を比較した方がいいでしょう。

保険料は世帯の人数や年齢によって変わってきます。家財にかける保険がメインとなるため住む人の人数が増えれば増える程、家財の量も変わってくるからです。
中には格安の料金で契約できる保険もありますから、しっかり比較してから選ぶことをおすすめします。

どのようなときに補償される？

賃貸物件の入居者が契約する火災保険は、家財を補償するだけでなく大家さんに対する借家人賠償保険が付いています。
火災によって大きな損害を出した場合は大家さんに多額の損害賠償金を支払わなければなりませんから、ほとんどの保険で数千万円単位の借家人賠償保険が設定されています。

他にも個人賠償責任保険として、賃貸物件に関係なく日常生活における個人的な賠償責任を負ったときに補償される保険も付いています。他人の所有物やお店で売っている商品などに損害を与えてしまうことも考えられますし、窓から鉢植えなどを落として他人の自転車を壊すというケースも想定できます。

さまざまなリスクに対応できる便利な保険になっているので、契約する際に補償内容を確認しましょう。

保険に入っていないと困ること

賃貸住宅のように多くの人が暮らしている物件では、どんなに自分が気を付けていても火災が発生する危険性があるでしょう。

もし隣室や下の階で火災が発生したら自分の部屋にも燃え移り、大切な家財が焼失してしまう可能性があります。
この場合火災を起こした人物に重過失がないと、自分に被害があっても損害賠償請求ができない失火責任法という法律があるのです。

一見すると理不尽にも思えますが、自分の財産は自分で守らなければならないのです。