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学資保険とNISA

2015.02.15

子供が生まれると、大学までの教育資金をどうするのかという問題が出てきます。
今回は、教育資金対策として、学資保険と新しい投資商品の制度であるNISAについて、ご紹介していきます。

(学資保険とは)

学資保険とは、終身保険や定期保険と同じく生命保険の1つです。
学資保険は、子供の将来の教育資金のために、決められた保険料を支払うこよにより、満期時(15歳満期や18歳満期など)に満期保険金が受け取れる保険です。
また、保険契約者である親が死亡または、重度障害)になった場合、保険料の支払いが免除され、満期の学資金や祝い金は予定通り受け取れるようになっています。
(ただし、保険会社により、条件は異なります)

(学資保険のデメリット)

学資保険は、非常にお得な保険のように思えますが、決まった時期にならないと保険金を受け取れないというデメリットもあるといえます。
当然、お金が急に必要な場合、中途解約することになり、元本割れするリスクがあることになります。
また、学資保険は、被保険者である子供の医療保障や死亡保障が付いたタイプの保険もあります。
その場合、満期保険金の返戻率が100%を下回る場合もあるので、注意が必要です。

(NISAとは)

NISAとは、少額投資非課税制度といい、株や投資信託(投信)などの運用利益や配当金を一定金額まで、非課税にする制度です。
従来、株式の配当や投資信託の分配金には、20%の源泉税が課せられるのですが、NISA口座を開設することで、税金がゼロになります。
ただし、年間で投資額が120万円となっており、最大投資期間が5年間(持越しにより10年間)となっています。

(子供向NISAとは)

今年、新たに、20歳未満の子ども向けNISAが創設されました。非課税枠は80万円は、年間で投資額が80万円となっています。
つまり、子ども版と既存のNISAと合わせた投資枠が200万円となり、夫、妻、子供2人の場合、200万円×2=400万円の枠となります。
子ども版NISAは0~19歳の未成年者がNISA口座を開設できるようにするのが狙いです。
親や祖父母が未成年の子ども名義でNISAを使った投資が可能になるといえます。
この子ども版NISAは教育資金としての利用を想定しており、学資保険の代替となる商品になりえるといえます。
NISAも子供向NISAも、運用を自分で行わなければならないので、学資保険のように積立方式で、手間いらずというわけにいきません。
しかし、投資信託などは、積立運用もしています。そして、親や祖父母からの贈与をNISA資金として贈与することで、贈与税対策としても、活用できます。
さらに、子供に投資教育を促すきっかけにもなるといえます。

いかがでしょうか。一概に学資保険とNISA、どちらがいいかとはいえませんが、それぞれの商品の特徴を理解して、検討されてみてください。

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