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えっ!いきなり!?20代で個人年金加入を勧められる理由3つ

2016.11.25

20代になり就職をすると、生命保険会社の営業担当者から、半ば強引に保険を勧められてしまうこともあります。
生命保険加入と同時に、20代で個人年金加入を勧められるケースも。

生命保険ならまだしも、年金は20代の方々にとって、まだ気が遠い話しだと考える人はたくさんいることでしょう。

ちなみに、保険会社の営業担当者から、20代で個人年金加入を勧められる背景には、これからご紹介するような理由があるからなのです。

保険会社が長期に渡り資金を確保できる

個人年金は、資産運用の一種です。
長期に渡りコツコツと資産を預けることで、利益を生みかえってくるといったケースもあります。

20代の頃からかけ続けるのであれば、保険会社は個人の資産を長期に渡り保有できることになります。
より多くの資産を保険会社が確保するためにも、単身の20代の方を狙って個人年金の加入を勧めてくるようです。

ちなみに若い頃にかける場合、将来の受け取り額を少なめに設定しておけば、かなり少額で始められるのが個人年金の良いところでもあります。
貯金が苦手な人の場合は、個人年金をかけることにより、銀行に貯金をしているような感覚でコツコツと貯蓄を行なうことができ、この良い面だけを踏まえて考えるのであれば、とくに個人年金も悪くないものなのかなとついつい思ってしまいがち。

しかし、個人年金にはこれからご紹介するからくりも潜んでいます。

元本割れをする可能性が高い

20代になり社会に出ると、自立した生活について考えるようになります。
多くの場合が結婚や出産時のことを考えることなく、一生に渡り苦労をしない生活を営みたいと考えることでしょう。

これが保険会社の狙いでもあります。

結婚をして出産をすれば、子供にかける費用が優先されてしまい、今までかけてきた個人年金を解約して別途学資保険として資産を運用するといった人も少なくありません。
最終的な受け取り額の総額を考えても、子供の学費が本格的に必要となる時期に合わせてある程度の蓄えを行なうのであれば、年金よりも学資保険の方がニーズに合っていると考えられるからです。

ちなみに個人年金というものは、ある程度長期に渡り掛け続けなければ、元本割れをするリスクが高まります
保険をかける年数が短ければ、元本割れをする金額も高額になってしまいます。

要するに、保険会社の取り分が増える。

これを狙って、20代の方々に個人年金を推し進めてくるケースも多々あるわけです。

長期維持をしにくい商品である

ライフスタイルが変われば、必要となるお金も増えていきます。
今まで維持できていたものが、急に維持できないようになることだってたくさんあります。

その一例が、先程ご紹介した結婚や出産であると言えるでしょう。

必要となるお金が増え、個人年金に回すお金なんてない。
このように考えるようになる頃には、個人年金の更新時期が訪れます。

個人年金にも、更新と呼ばれるものがあるのです。

ちなみに更新時期が訪れると、今までよりも高額な請求をかけられるようになります
個人年金に回すほどお金に余裕があるわけではないにも関わらず、今までよりも維持費が高くなるのであれば、長期維持をしにくくなる人が増えても当然のことです。

更新時期を境に、一旦解約を考える人が増えます。

更新時期は5年に1度や、10年に1度と言った単位で訪れ、その度に請求される費用も高額になります。
保険会社の営業担当者からは、『年々所得が増え、お金に余裕が出るから問題ない』と上手く口車に乗せられて、契約をしてしまうのです。

しかし、実際にはそんなに上手く所得が増えるかどうかなんてわからないことですし、所得が増えても出費が増えているような状態であれば、年金に回す費用が浮いてくるということは難しいという人が多いことでしょう。

生命保険を必要とする人はまだ多めであると言えるかもしれませんが、年金に関しては、まだまだ先のことだと考えて、優先順位を下げて考えてしまう人が多いと言えるので、長期維持しにくい商品の一つだと言えるわけです。

まとめ

個人年金も、そうそう悪いものではありません。
解約をすることにより、解約返戻金が支払われて、思いもよらないお金を受け取れるといったメリットもあります。

普段から貯金を行なう習慣のない人の場合は、個人年金を利用することもおすすめです。

しかし、個人年金はあくまで保険会社が販売する商品の一つ!
保険会社が得をする可能性の方が高いものなので、営業担当者の方も必死になって勧めてくるわけです。

ちなみに個人年金を若くして勧められる理由には
・長期に渡り資金を確保できる
・元本割れをする可能性が高い
・長期維持をしにくい商品である

上記のような理由があるからです。

結局のところ、保険会社の利益重視の考え方にて個人年金を勧められているケースが多いので、早すぎる加入に関しては少し考え物であると言えるでしょう。

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