保険トーク

学資保険は、子供の学費を貯めるために行なう貯金です。

学資保険に加入をしても、定期預金として預けたとしても、どちらでも問題ないんじゃないの？
こんな風に考える人もいることでしょう。

学資保険と定期預金では、どちらの方が貯金をする上で有利だと言えるのでしょうか？

利率のみで考えるのであれば学資保険の方が有利

貯蓄性の高い商品を選べば、利率は定期預金よりも圧倒的に高く、学資保険をかけることで得られるメリットの方が大きいことでしょう。
ただし、これはあくまで貯金を目的として商品を購入した場合であって、医療保障をプラスした商品を選んでしまうことにより、元本割れをしてしまうこともあります。

元本割れをしてしまうケースもあることを考慮して利率と言う面だけで考えた場合は、定期預金の方が上回るケースも少なくはありません。

資金が拘束される期間のみで考えるのであれば定期預金が有利

学資保険は長期に渡り資金が拘束されるもので、一定期間中に解約をしてしまうことにより、払い込んだ資金よりも少ない額を受け取ることになります。
ようは元本割れをしてしまうケースが大きくなるのです。

しかし、定期預金の場合であれば、早期解約により見込んでいた利率よりは少し下回るかもしれませんが、いつ解約をしても元本割れをすることはありません。
また、学資保険にしても定期預金にしても、この資金を担保として貸付を行なうこともできます。

ただしあまりに長期に渡り貸付を行なうと、解約を迫られたり高額な利息を支払うことになるので、それなら定期預金でいつ解約をしても問題のないように備えておきたいと考える人も出てくることでしょう。

性格や考え方によってどちらを選ぶかは大きく異なる

定期預金であれば、ある程度の自由がききます。
早期に解約をしたとしても、定期預金のうちの一部金額を引き出すために解約をしたとしても、また残りの資金で始めれば良いわけですから、デメリット要素は少なくなります。

ただし貯金を行なうことができずに、普段からすぐに引き下ろしてしまいがちな人なのであれば、学資保険により資金を拘束してもらった方が貯金はできることでしょう。

学資保険は会社の倒産リスクなどもあるものなので、なかなか手を出せないという人であれば、定期預金にて貯蓄をすることがおすすめですし、この辺りは資金を管理する人の性格や考え方により大きく異なることになるでしょう。

一度家庭で話し合ってみて、『便利に資金を活用できるのではないか？』と考えられる方で貯蓄をしてみるのも良いのではないでしょうか？